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2021.04.20 -
2025.07.31
看護記録作成時に算定項目の自動選択を行うための設定方法
モバカルナースで訪問看護記録を作成する際に一部の算定項目を自動選択します。この機能を使用する場合、以下の方法で施設基準と利用者毎の設定を行ってください。
施設基準の設定
メニューから『設定>1-1.施設情報』で『施設基準』を選択します。
各項目を選択し、『保存』を押します。
ここで設定した算定項目は全ての利用者で看護記録を作成する際に自動選択または強調表示を行います。
なお、看護体制強化加算、緊急時訪問看護加算、サービス提供体制強化加算、特別管理加算は利用者毎に自動選択しないよう設定をすることができます。
各項目の説明
項目名 |
説明 |
看護体制強化加算(看護) | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に看護体制強化加算Ⅰ及びⅡを毎回自動選択します。 |
看護体制強化加算(介護予防) | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に看護体制強化加算を毎回自動選択します。 |
緊急時訪問看護加算 | 月初に保険種類が『介護』の看護記録作成時に緊急時訪問看護加算Ⅰ1・Ⅱ1を自動選択します。 |
サービス提供体制強化加算 | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に毎回自動選択します。設定方法はこちらをご確認ください。 |
サービス提供体制強化加算(定期巡回) | 『定期巡回』の看護記録作成時に自動選択します。設定方法はこちらをご確認ください。 |
特別管理体制 | 別表8に該当する利用者(利用者>保険情報>医療・介護共通で「別表8-1」「別表8-2」にチェック入っている利用者)で月初に保険種類が『介護』の看護記録を作成する際に自動選択します。 |
ターミナルケア体制 | 看護記録の訪問タイプを「ターミナルケア」に設定した場合、算定項目を強調表示します。自動選択はされませんのでご注意ください。 |
高齢者虐待防止措置未実施減算 | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に毎回「虐防」のコードのサービスが選択されます。 |
給管帳の事業所設定
以下の項目で施設基準の変更があった際には、給管帳で事業所設定の操作も行う必要があります。
操作方法については、こちらをご確認ください。
・高齢者虐待防止措置実施の有無
・業務継続計画策定の有無
・中山間地域等における小規模事業所加算
・緊急時訪問看護加算
・特別管理体制
・専門管理加算
・ターミナルケア体制
・遠隔死亡診断補助加算
・看護体制強化加算
・口腔連携強化加算
・サービス提供体制強化加算
利用者の保険情報からの設定
利用者の画面を開き『利用者>保険情報』から利用者個別設定を行うことができます。
<自動算定対象>項目
項目 | 説明 |
複数名訪問看護加算 | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に毎回自動選択します。同行者の職種と看護記録の訪問時間により選択される項目が変わります。 |
看護・介護職員連携強化加算 | 月初に保険種類が『介護』の看護記録作成時に自動選択します。 |
中山間地域等に居住する者へのサービス提供加算 | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に毎回自動選択します。 |
訪問看護専門管理加算 | 月初に保険種類が『介護』の看護記録作成時に自動選択します。 |
同一建物減算 | 保険種類が『介護』の看護記録作成時に毎回自動選択します。 |
<自動算定対象外>項目
以下の項目は『設定』>『施設基準』から設定した算定項目のうち、この利用者で自動選択して欲しくない項目を選択ください。
- 特別管理加算
- 看護体制強化加算
- 緊急時訪問看護加算
- サービス提供体制強化加算
<同一建物居住者>の設定方法
①利用者>保険情報>医療「同一建物居住者」から該当の項目を選択し「登録」をします。
※デフォルトは「なし」が選択されています。
②訪問看護記録を新規作成すると利用者の<同一建物居住者>の設定に合わせて訪問看護基本療養費が自動選択されます。
※<同一建物居住者>で設定した内容と実際の訪問内容が異なる場合は、手修正で変更する必要があります。
自動選択される訪問看護基本療養費は下記を参照ください。
・「同一建物居住者:なし」の場合
訪問看護基本療養費(Ⅰ)
精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)
・「同一建物居住者:同一日2人」の場合
訪問看護基本療養費(Ⅱ)
精神科訪問看護基本療養費(Ⅲ)
・「同一建物居住者:同一日3人以上」の場合
訪問看護基本療養費(Ⅱ)(3人~)
精神科訪問看護基本療養費(Ⅲ)(3人~)
その他、算定項目ごとの自動算定項目の条件や手動で選択が必要な算定項目の一覧を下記のリンク先から参照いただけます。
介護算定項目別の入力方法一覧
各項目の設定方法
サービス提供体制強化加算の設定方法
【新規登録する場合】
①設定>「1-1.施設情報」>「施設基準」>介護保険「サービス体制提供強化加算」「サービス体制提供強化加算(定期巡回)」の上段で現在の施設基準を選択します。
② 日付は上段・下段共に「9999/12/31」を入力します。
※初期値で「9999/12/31」と入力されている場合は変更せずにそのまま登録してください。
※給管帳で事業所設定の操作も行う必要があります。
給管帳の事業所設定については、こちらをご確認ください。
【施設基準の変更があった場合】
①設定>「1-1.施設情報」>「施設基準」>介護保険「サービス体制提供強化加算」「サービス体制提供強化加算(定期巡回)」の上段で以前の施設基準を選択します。
② のアイコンをクリックするとカレンダーが表示されます。
カレンダーから以前の施設基準の期間終了日を選択します。
※手入力も可能です。
③以前の施設基準の期間終了日を設定すると、自動で新しい施設基準の期間開始日が設定されます。
④下段で新しい施設基準を選択します。「保存」ボタンをクリックすると設定完了です。
※給管帳で事業所設定の操作も行う必要があります。
給管帳の事業所設定については、こちらをご確認ください。
高齢者虐待防止措置未実施減算の設定方法
①設定>「1-1.施設情報」>「施設基準」>介護保険「高齢者虐待防止措置未実施減算」>「有効開始年月」「有効終了年月」を入力、「する」を選択して「登録」ボタンをクリックします。
※「有効終了年月日」が不明の場合は未入力のまま登録してください。
「有効終了年月日」が未入力の状態で登録をすると
『”有効終了年月日”が入力されていません。9999/12を設定しますか?』というアラートが表示されるので「OK」をクリックすると「有効終了年月日」に「9999/12」が自動反映します。
③『この内容で登録します。よろしいですか?』というアラートが表示されるので「OK」をクリックします。
④「高齢虐待防止措置未実施減算」欄に履歴が登録されます。「保存」ボタンをクリックすると設定完了です。
※「高齢虐待防止措置未実施減算」欄の履歴は、最新の履歴のみ「削除」ボタンが表示される仕様です。
④「高齢虐待防止措置未実施減算」「する」を設定した状態で、
訪問看護記録で算定項目を入力して「登録」ボタンをクリックすると「虐防」の算定として登録されます。
※給管帳で事業所設定の操作も行う必要があります。
給管帳の事業所設定については、こちらをご確認ください。
ベースアップ評価料の設定方法
①設定>「1-1.施設情報」>「施設基準」>医療保険「ベースアップ評価料」を選択します。
②ベースアップ評価料(1)を算定する場合は、医療保険>「ベースアップ評価料(1)」「算定する」を選択します。
③ベースアップ評価料(2)1~18 を算定する場合は、医療保険>「ベースアップ評価料(2)」「区分1」~「区分 18」を選択します。
⑤月初の訪問看護記録を新規作成すると施設基準で設定した「ベースアップ評価料(1)」「ベースアップ評価料(2)」が自動算定されます。
※既に作成済みのカルテには反映しません。
医療 DX 情報活用加算の設定方法
①設定>「1-1.施設情報」>「施設基準」>医療保険「「医療 DX 情報活用加算」>「算定する」を選択します。
③月初の訪問看護記録を新規作成すると施設基準で設定した「医療 DX 情報活用加算」が自動算定されます。
※既に作成済みのカルテには反映しません。
24時間対応体制加算の設定方法
①設定>1-1.施設情報>施設基準>医療保険「24 時間対応体制加算」のプルダウンから該当の施設基準を選択します。
③「24 時間対応体制加算」の自動算定をする利用者の利用者>保険情報>医療「24時間対応体制加算」にチェックを入れ「登録」をします。
④月初の訪問看護記録を新規作成すると施設基準で設定した「24 時間対応体制加算」が自動算定されます。
※既に作成済みのカルテには反映しません。